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原爆の記憶をつなぐ京建労代表団/原水禁世界大会に広島へ

2022年8月3日

 8月4日から6日にかけて開催される「原水爆禁止世界大会・広島」に京建労の本部・15支部・本部青年部・本部主婦の会を代表して合計30人が参加します(7月27日現在)。
7月26日には、京建労会館と中丹支部・宮津支部に参加予定者が集まり、「2022原水爆禁止世界大会京建労代表団結団式」を開きました。
参加者者は、3会場あわせて25人。開会にあたってあいさつした一刈常弘教宣・平和部長は、「一瞬にして多くの命を奪った広島・長崎への原爆投下から77年。その悲惨さを生の声で語っていただける方が少なくなりました。被爆者の生の声を体験して、みなさんと共有して運動したい」と、世界大会へ向かう仲間によびかけました。
結団式では、京都原水協事務局長の平信行さんによる「原水禁大会の意義」と題した学習会と、広島での注意事項の確認などを行いました。
学習会で平さんは、「6月の21・22・23日の三日間で核兵器禁止条約第1回締約国会議が開催され、締約国は今日現在では66ヵ国。そのうち49ヵ国が出席し、批准・署名した国の代表が参加しました。
条約との関係で注目されたのは、批准に後ろ向きで核兵器禁止条約と対立する関係にあるNATOのドイツ・ノルウェー・ベルギー・オランダ、アメリカと軍事同盟を結んでいるオーストラリアの代表も参加したことです。この会議の成果物として『ウイーン宣言』『ウイーン行動計画』にまとめられています」と紹介しました。
参加者の決意表明では、「若い世代が少しでも勉強して、伝えられる役になれればなと思います」「日本は平和な国と思ってきましたが目に見えて危険な状態になってきている。戦争の記憶も吸収してつなげるようにしていきたい」などの発言がありました。

日本の核禁条約批准を願い/広島へ行ってきます

【右京・川上さん】
30年程前になりますが、右京支部の事務所が太秦森ヶ東町(現在の太秦センター)に移転した頃にも原水爆禁止世界大会に支部の代表として参加して折り鶴を奉納してきた思い出があります。
右京支部主婦の会(「カトレア」)は、「核兵器廃絶と世界平和の願いを込めて千羽鶴・折り鶴作成のとりくみを続けています。
折り鶴は毎年、支部代表参加者に託して、現地に奉納しています。
昨年のようにコロナ禍で組合の代表が参加できなかった時などをのぞいて、毎年作り続けています。
現在は、「日本政府が核兵器禁止条約にすみやかに批准・参加するようにと、祈りを込めています。
今年はヒロシマで、右京支部主婦の会の、心と気持ちを一緒に奉納してきます。

【建築ニュース1209号(2022年8月15日・9月1日付)】

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