第47回住宅デー 6月9日(日)
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つながって乗りこえようと「食材支援」などに協力/コロナ禍の年末闘争

2020年12月24日

【WEB建築ニュース特信記事】

(2020年12月24日発信)

コロナ禍の年末、住まいや収入を失った方や、アルバイトに入れずに困窮する学生などを応援する、「食材支援プロジェクト」(食プロ)や、新型コロナに関わる相談会などのとりくみが全国で行われています。

 

完全失業者数は215万人。前年同月に比べ51万人の増。9ヵ月連続増。

新型コロナの影響で大学を休退学したとわかった学生が5238人(文科省全国調査10月末時点)。

子ども・留学生・非正規労働者・外国人労働者・高齢者など、弱い立場の人ほど生活がたちゆかなくなる事態が懸念され、一部でその広がりが表れています。

 

この様な社会の状況にあって、京都でも「なんでも相談会」や「食糧支援プロジェクト」などのとりくみが行われています。

京建労も加盟する京都社会保障推進協議会が12月21日にまとめたところによると、すでに京都市内6ヵ所で開催され、1月にも亀岡市や乙訓郡など順次開催が決定・検討されています。

京都府内での開催数などは、取り組み名称などの独自性や、主催団体なども様々で、集約の難しい課題ですが、直近で京建労の5支部が参加した同趣旨のとりくみから各地域の様子を支部からの報告と当日写真でお伝えします。

(開催情報は12月23日時点で把握したもの)

 

【北】

12月20日に京建労・民商・地区労などが中心となり、「何でも相談会」を開催。当日は日用品の配布や牛丼の配布を行いました。相談内容は市府民税の減税や介護の事など切実な相談がよせられ、弁護士やソーシャルワーカーが相談にのりました。

京建労北支部からも当日5人が要因として参加しました。

 

【京都中央】

12月13日、太子道診療所前でコロナ禍の影響で生活困窮に陥っている青年学生を応援しようと「食糧支援&生活相談会」が行われ、約130人が集まりました。このとりくみは地域の実行委員会が主催をして、支援対象は主に立命館大学・花園大学・近畿高等看護学校の学生さんを想定して準備されました。

「困った仲間を救おうと企画したが、すごい手ごたえ」と実行委員のKさんは話しています。

 

【左京】

12月20日の午前、地蔵本公園と教文センターの前の広場の2ヵ所で「左京連帯ひろば」(左京社保協を中心に組織された実行委員会主催)が開催されました。2ヵ所の合計で83人の方が来られました。組合では12月の配りもので食材提供の呼びかけを行いました。当日は、学生さんから、子育て世代、高齢者まで広い層の方が参加。「地域のお年寄りに届けるので」と寄られる方も「ひとり親でお金に困っています。時給1000円でパート、コロナでパート時間が減り減収」などコロナ禍での痛切な声も寄せられました。1月24日にも開催を検討しています。

 

【西京】

12月13日、西・右京食料支援プロジェクト主催の「食料支援&学生・青年生活相談会」が開催されました。西京支部青年部としても2人が参加し、食料の配布などをお手伝いしました。

開場には、地域の方々が寄付してくださったお米や缶詰、レトルト食品などがたくさん並び、大学生をはじめ10人程度が来場、生活相談で集めた声は、大学や行政に伝えるそうです。

 

【伏見】

伏見区では龍谷大学生や教育大学生を中心にコロナ禍で困窮する青年学生への無料食材支援が、205人の参加で12月20日に開催されました。

京建労伏見支部はこのとりくみに次世代委員・勤務員6人が、テント設営や食材配布活動に参加しました。支部の仲間たちが「コロナで大変な学生さんへ」と協力してくれたカンパ3万8189円と、カップ麺・缶詰・レトルト食材など242点を届けました。

チラシを見て来られた留学生の女性は、深く頭を下げて「ありがあとうございます」と食材を受け取っておられました。コロナ禍のもとで学生が陥っている深刻な困窮状態は、政治の恥ずべき責任です。今後の同趣旨のとりくみへの支援の在り方等も含めて、今回の経験から支部で議論を進めていきます。

右写真は上から北、京都中央、左京、西京、伏見

 

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引き続き「何かあったら京建労に連絡を」と、孤立する仲間をつくらない運動を組合内で強めるとともに、他団体や地域のみなさんとも協力して、生活困窮に陥ってしまった方への支援意識を広めましょう。

2020年の1月から11月までに自殺した人は、全国で1万9101人(京都府318人)にのぼります(警視庁発表)。

11月の自殺者は1798人で昨年同月比11%増となってしまっています。

「チカラをあわせてガンバロウ」と、声をかけ合って、この難局の中でも展望を見つけて新年を迎えましょう。

京建労の仲間と家族は当然のこととして、すべての人に団結を呼びかけます。

「つながって乗り越えよう!2020」

2021年も「離れていても心な傍に」

 

京建労が加盟する「京都総評」(25産別組織・20地域組織)が運営する

≪コロナでお困りの労働相談≫お問い合わせ先は、フリーダイヤル:0120-378-060。受付時間:平日10:00-18:00(かからない場合は 075-811-6770)。

建設産業の仲間(労働者・一人親方・中小業者)は、京建労の各支部・本部にご相談ください。

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