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#3 1970世代×ベテラン 「次世代」と呼ばれている仲間たちのホンネ

2020年1月2日

尊敬する親世代×聞いてほしい話がある

編集部 京建労や現場でもそうですが、お2人はベテラン、とりわけ多い世代で言えば「団塊の世代」といわれる人たちとともにすることも多いと思います。事実、京建労の中で一番多い世代はお2人のような40代が27.8%。ついで多いのが60代で17.35%となり、70代以上も組合の中では10.38%と、30歳以下より多いのが現状です。自分たちの親世代でもあるベテランについてお話をうかがいたいのですが。

熊谷 ベテランの方々が元気なのはすごくいいことだと思います。現に60代以上の方々がいないと、どの建設現場も機能不全になってしまうと思います。親世代でもありますし、尊敬しています。組合の役を通して感じるのは、「長くやっておられるなぁ」ということです。

中村 分会でもやっぱりベテランの方々が運動を支えてくれてます。役割としてもっと任せてくれたらいいのにと思うときはあるのも確かです。

熊谷 若い分会長が増えてきて、宇治支部では分会際は「たくさんの世代で分会を動かす」ことはできつつあるのかなと感じています。だんだん任せてくれるようになったという感じ。僕たちの事を頼りなく見ているのかなと思うときもありました。「やってくれへんか」とベテランから頼まれて引き受けたと仲間たちは言っています。河合さんや中村くんのように手を挙げる人は稀ですけどね(笑)。

中村 ベテランの方々に共通する部分だと思うのですが、アウトプットが苦手というか、役割や任務を「決まりごとだから」とドンと押し切るのが気になって…。若い人たちも事情があったりと、「伝える」重視で「話しを聞いてくれてない」と思うこともあります。僕らの世代は親世代と家族構成や役割も違う中で、「聞いてほしい事情」が現にあるんです。私が班長を引き受けて、分会長になった入り口は、「話しを聞いてくれた役員さんがいた」でしたから。

 人の心を動かし前進×「一番多い世代」の気概

編集部 「話しを聞く」というワードが出ましたが、他の世代と関わるうえで気づいた点や心がけているものなどがあれば教えてください。

熊谷 ベテランの方々でみんなそうと言うわけでもないです。でも人づくりが上手な親世代は、話しを聞いてくれて心寄せてくれる人たちでした。自分たちにも言えることですけど、仕事でも組合でも人の心を動かさなければ前進はないんだなと感じています。役も短いスパンで交代が必要なポジションもあると思いますし。

中村 逆を言えば、僕らも甘えるのではなくて「一番多い世代」としてちゃんと気概を持たなければならないと思います。多いんだから担って当然ですからね。色々忙しいのもお互い様ですから。みんなで組合まわさなきゃ。

熊谷 中村くんが最初に言っていた「次世代」という言葉に対して持つもうひとつの違和感は、視点がベテランからの視点の言葉だと思うんです。もちろんそれでいいんですけど、自分たちで生み出した言葉ではないなと感じてしまいます。とはいえ、変わりうる言葉はないので「次世代」のままで良いんですけどね(笑)

熊谷 あと大切な思いもあって。「世代交代」という言葉があると思うのですが、世代が変わるってものすごいエネルギーが必要だと思うんです。世代が変わる瞬間ごとに必要なもの不必要なものを更新していく必要があると思います。組合の中でもさまざまな制度やルールもあります。残さなければならないものと、現代的に変化が可能なもの。その議論も現役世代と協力してアップデートするような仕組みをお願いしたいと思っています。

#4「1970世代×組合のこれから」に続く

 

 

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