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被災した仲間を皆で救う/『助けて』の声に青年部が支援活動

2018年8月3日

 2018年7月に発生した豪雨は京都府内各地に甚大な被害をもたらしました。京建労組合員にも自宅や作業場、倉庫が被災した仲間も多くいます。宮津支部青年部はつながりを最大限生かし、被災した仲間の元に駆けつけて連日の復旧支援活動を行いました。

7月6日から7日にかけて発せられた大雨特別警報の中、宮津支部青年部は仲間の被害状況の確認をSNSを通じて行いました。
山手に作業場を置く仲間は、山からの土砂や泥水の流入があったものの、機材などの被害は軽微であったと確認されました。
しかしながら青年部長の黒田さんの自宅の敷地は山からの泥水で冠水し、水は引いたものの泥が敷地いっぱいに残っている状況であると報告されました。
青年部員で宮津支部書記次長の上岡裕一さんを中心に、「黒田君の家を元通りにしよう」と青年部内によびかけ、弟で本部副部長をつとめる哲也さんも本部青年部に支援要請を出しました。

2日間で25人が参加/笑顔で被災者を包む

復旧支援活動は14日から15日にかけて行われ、宮津支部や本部、右京、伏見、綾部に加え埼玉や神奈川など、のべ25人の青年仲間たちが作業に参加しました。
作業は敷地内に入り込んだ泥を砂利ごと取り、洗浄して砂利を元に戻すという作業で、上岡さんと本部青年部長の日笠さんのユンボ2台を活用しながら行われました。
ともに作業を行った黒田さんは「敷地が泥に埋まり、途方にくれていました。でも岡山など自分より大きな被害を受けている人たちがいる中で、『助けて』となかなか言えなかった。裕一くんから『みんなでやろう』と声をかけてもらい、心の底から救われました」と話し、汗だくになりながらも笑顔を絶やさない青年仲間たちの背中を見つめます。
 作業に参加した宮津支部の長濱誠さんも作業場が被災した仲間です。長濱さんは「黒田君は僕らの仲間。小さな子どもさんがいる中で、自宅が被災した状態で放ってはおけない。みんなの総意でした」と汗をぬぐいます。
作業の合い間も青年部員たちが続々と駆けつけます。仕事などで参加できなかった仲間たちも、休憩の合い間を縫ってお茶などを手に黒田さんの激励に訪れます。
2日間ユンボで作業を続けた上岡裕一さんは「僕らは組合でつながっている。困っている人がいたらお互いさまです。『助けて』っていえる関係をこれからもつくっていきたい」と笑顔で話しました。

【建築ニュース1128号(2018年8月15日・9月1日合併号)】

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