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水害被害者に木造仮設を/「労働者供給事業」で仲間が建設

2020年1月2日

 2019年10月に列島を襲った台風19号は、関東や甲信、東北地方などで記録的な大雨をもたらし、各所で河川の氾濫や冠水被害が発生しました。長野県では千曲川の堤防が決壊し、氾濫。多くの住宅が被災しました。全建総連も参加する(一社)全国木造建設事業協会(全木協)は、長野県と災害支援に関する協定を結んでおり、県からの支援要請の後、被災者のための「応急仮設木造住宅」建設を開始しました。この建設工事には京建労から3人の仲間が作業に参加。その内容や参加した思いを語ってもらいました。

寒い冬に木造の温もりを

【奥丹後・岡田さん】
西日本豪雨の愛媛に続いて2回目の参加となりました。愛媛のときは真夏。今回はおだやかな気候の時期に作業ができました。
現場は全国の仲間が集まり活気がありました。同じ思いのたくさんの仲間と作業ができてよかったです。現場には複数回参加する仲間が必ずいるので、作業の内容などはそういった仲間にたずねることができ、心配はいりません。、休みは7日に1回取得でき、肉体的にも負担は少ないです。
木造の仮設住宅は、プレハブなどの仮設住宅に比べて通気性や断熱性などに優れており、被災者にも喜んでもらえる設えです。私たちの仕事は家を失った人たちのよりどころとなります。寒い冬に、温もりを与えられたら幸いです。

安全安心な現場環境で

【醍醐・高瀬さん】
熊本地震の応急仮設木造住宅の建設に続いて2回目の参加です。熊本の地震後、組合の仲間から「こんなよびかけがあるんだけど」と誘われて、登録しました。
今回の仮設住宅の建設は熊本のときと比べて、少し監督が不慣れなところがあったのですが、作業はスムーズにすすめることができたと思います。基本は所定の労働時間の範囲でおさまるのですが、段取りがうまくいかなかったときは若干の残業もありました。
安全環境も特に問題はなく作業することができました。宿泊場所に関しては、数回移動しなければならなくて、着替えなどの荷物を持って現場に向かうときもありました。
作業工程終了後、仲間と泥だしなどの作業ボランティアを行いました。被災地はとてもひどい状態で、週末ごとに2000人単位でボランティアが入っているとは聞きましたが、ぜんぜん片付いていない状況です。まだまだ人手は必要です。
被災者の支援活動として、自分たちの技術を生かして木造の仮設住宅を建設できることは嬉しいことです。また機会があれば参加したいです。

登録して本当によかった

【右京・南井さん】
熊本、愛媛に続いて3回目の作業となりました。回数を重ねるごとに仲間がふえていくことが嬉しいです。
朝礼では通いで作業している長野の仲間や、熊本と愛媛で知り合った仲間とも再会し、思いを確かめあいながら作業にあたりました。最初はどうしても気がはやったりするので、近くの大工さんたちと競争になったりと疲れが出ます。しかしペースを掴んで、顔なじみになってくると、しっかり連携がとれて快適に作業できるようになります。
道具に関しては「新築を建てるときに必要な道具」一式は持って行って損はないです。作業内容に特殊なものはありません。建築大工の経験がある方なら十分作業できる内容です。
私も高瀬さんとともにボランティアに参加したのですが、まだまだ大変な状況です。毎回の作業で思うのですが組合を通じ、自分の技術を生かして被災者の生活再建のお手伝いができることに感謝します。登録して本当によかったです。

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