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国連「核兵器禁止条約」が発効へ/唯一の戦争被爆国として批准を

2021年1月3日

 2017年に国連会議で採択された「核兵器禁止条約」の批准国が、2020年10月25日、条約発効に必要な批准国50ヵ国に達しました。核保有国をはじめとした同条約への署名を拒否する国々への課題は残しながらも、核兵器のない世界の実現を望む人々の声が、条約の発効によって国際規範として示されたことは非常に大きな成果といえます。被爆75年にあたる2020年の4月にニューヨークのリバーサイドチャーチで開催される予定であった「原水爆禁止世界大会」に、京建労を代表して参加予定であった梨子本さんにお話を聞きました。

【梨子本さん】
「唯一の戦争被爆国でありながら日本は」。この言葉に共感します。日本はこの兵器の悲惨さをリアルな声で世界に発信できる。日本の核廃絶を求める声は、国内でも世界から見ても賛成・反対ではなく、被害の実態を伝える役割だと思います。なぜ日本が「核兵器禁止条約への批准をしようとしないのか」と思います。
京建労に入って「原水爆禁止世界大会」に関わりをもたせてもらって、仲間で集めた署名を届ける代表としてニューヨークに行くなんて、『またとない機会だ』と思いました。結団式にも参加して、パスポート取得もしていましたが残念、仕方なかったですね。
京建労に入って1年程で長崎大会に参加して、核廃絶運動の規模の大きさに驚かされました。それまでは戦争や核兵器に関しては、学校で習う程度の知識しかありませんでした。
2015年の長崎では、「原爆資料館」にも行きましたが、参加したみなさんが説明を聞きながら泣く。「みなさん」とは「全員」です。「これが人間の影だ」「子どもさんが乗っていた三輪車」と、想像がつかないほどの現実。僕も気が付いたらボロボロと泣いていました。被爆者の話もお聞きしましたが、実体験を聞いた自分たちが、子や孫に伝えていかなければいけないと強く思いました。
核兵器は卑劣なものですが、一番恐ろしいのは、作ったのも人間だということ。未だに所持して研究している国があることが考えられません。
僕一人では小さな力でも、多くの仲間でとりくめるのは凄いこと。今後も一緒に声をあげましょう。

【建築ニュース1175号(2021年1月1日・15日付)】

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