Web建築ニュース

いらかの波 No.1185

2021年6月18日

コロナ禍のもと、延期された東京オリンピック・パラリンピックの開会式が近づいてきた▼「本当に大丈夫なの」「何が何でもやるの」「感染が拡大するかも」と不安に思う声は世論の多数。しかし政府や大会関係者は聞く耳持たず開催に突きすすんでいる。開催の可否はIOCにあるが、開催地の声は重いはず。そこには利権が絡んでいるのだろうと勘ぐってしまう▼ワクチン接種やPCR検査を万全にするとのことだが、果たして本当にできるのか疑問だ。オリンピックまでにすべての人が接種を終えるのは間に合わないだろう。しかも接種したからといって感染しないとは限らないわけで、これも万全ではない▼東京の代々木公園では樹木を伐採して、パブリックビューイング会場をつくるという。多くの人を集める設備に、批判の声も多く都知事も答弁は歯切れが悪い。東京以外でも同様の施設が準備されているが、国民の反応は冷たい▼これほど感染の広がりがやまず、医療現場が崩壊状態にあるのにもかかわらずオリンピックには前のめり。私の理解の度合いを超えている。今まさにこの瞬間も入院できずに、自宅のベッドで死を感じながら恐怖に震えている人がいる。いのち優先の社会を強く望む。(刈)

【建築ニュース1185号(2021年7月1日付)】

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