Web建築ニュース

いらかの波 No.1180

2021年3月31日

3月25日、厚労省が関西建設アスベスト京都1陣訴訟の原告に謝罪をしに来るということで私もその場に参加をした。厚労大臣自ら来るのかと思っていたが、事務官3人だった。少し残念だった▼大臣の謝罪文の中に、「元労働者」という表現があった。裁判の事実にのみの謝罪文であり、余計なことは書かない、証拠を残さない謝罪文だった。当然のことかと感じた。しかし原告の皆さんと弁護団、そして組合の励ましで10年かけて勝ちとった成果であることは確かなことだ▼今後、国と建材メーカーによる補償がすすめられるだろう。一方で屋外従事者や大工職でも外壁工事まで手掛けていた人、また一人親方でアスベスト建材を取り扱った履歴の確定が難しい人などはどうなるのだろうか。心配になる▼すべての建設従事者がアスベストによる健康被害があれば救済される制度が確立しなければ意味がない。私たちのたたかいはまだまだ続く。最高裁では屋外従事者の審議が始まっている。仲間がたたかっている。いつものように、支えに支え抜こう▼この最高裁で勝利し風穴を開けなければ、分け隔てなく補償される制度が遠のいてしまう、現場従事者側に立った判決をめざし、力を尽くそう。(政)

【建築ニュース1180号(2021年4月15日付)】

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