Web建築ニュース

いらかの波 No.1160

2020年3月3日

年末に初孫が誕生して家族がふえた▼妻と私は娘のそばにいてあげることができた。妻は娘の手を握り、背中をさすりながらも入院の準備。私は特に何もできず声をかけてやることしかできない。こういう時の男の無力さを痛感した▼娘と妻が分娩室に入った。私は待合室と喫煙所を行ったり来たりしながら、仕事でどうしても立ち会えない義理の息子に近況報告をSNSでずっと送っていた▼3時間後、助産師さんが出てこられ「元気な女の子です」と告げられ、娘のところに駆け寄った。そこにはわがままな娘の姿はなく、ほんの数時間前まで私の子どもだったはずが、母親の顔になっていた。疲れ切っているはずなのに、何とも言えない表情ですごく奇麗だった▼私は若くで家族を持ち、お金もなくがむしゃらに仕事をしてきた。「人並みの生活を家族に」だけを思って。気が付けば入学、卒業、就職、結婚、出産。そこまでよく育ててくれた妻に感謝しかない▼この先、日本はどんな時代になるのか。子育てをしてゆく長女、夢に向かって学ぶ次女、そして新時代を生きる孫。時代を担っていく子どもたちが安心してくらせる世の中へ。少し先に生まれた私たちが道をつくってやりたいと強く思った。(梨)

【建築ニュース1160号(2020年3月15日付)】

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