Web建築ニュース

いらかの波 No.1154

2019年11月7日

「すごいことになりましたね」とテレビのワイドショーでよく聞く。話の一部分だけを切りとり報じられることによって、より強調を増す▼台風15号、19号と立てつづけに列島を襲い、甚大な被害を与えた。被災した方々には心からお見舞い申し上げます。報道では防災に関する専門家の登場も多かった。自分が避難の対象となったとき、「どう対処すべきなのか」と考えたこともなかった。河川の越水や堤防の決壊によるはん濫を防ぐには行政の力だけでは限界があるように思う。流域の整備は住民の協力なしには到底できない▼テレビで浸水したある地域を中継していたが、その流域は川魚なども提供し川面を楽しむ店なども多くあった場所だった。近年では景観の良さなどから、河川近くにも住居が多く建てられている。日常のくらしとともに、自身の住まう町はどのような地形で、大雨や暴風の際はどうなるのか。歴史に学び、住民と行政が支えあう防災を見つめなおさなければならないと感じた▼近年、台風の進路や時期、破壊力も少しずつ変化しているように思う。自分たちは防災概念を強く持ち、被害が出たところには「迅速な支援をしよう」という心積もりが重要となってくる。(刈)

【建築ニュース1154号(2019年11月15日付)】

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