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いらかの波 No.1144

2019年5月15日

所帯盛りが過ぎ、古希に近づいた。30歳から自営を始めて何とか頑張った。とにかく稼がなければと夜も休みもなかった。バブルも経験した。全く仕事がない時期もあった。何とかここまでこられた。いろいろあるが、世間には感謝している。組合にはすぐに入った。業者登録がわからない、税金の申告がわからない。労災など最初は眼中になかった▼ほどなく組合の役がきた。行動費がでるから仕事の一部としてやった。いつしか組合の中に自分の居場所を見つけた。あるとき、仕事におわれ、支部大会開会直前に会場にとびこんだ。すぐ「支部長あいさつ」。1分間黙って前に立っていた。頭の中が真っ白で仕事から切り替わらなかった。初めて税務署員と対峙したとき、足がふるえた。今、振り返ってみると、身につけた知識が仕事をしていく上で防護壁となっていた▼バブルで沸き立っているとき、大きな借金をし、はじけると破産した人や返済に長く苦しんだ人たちを見てきた。どこまで先を見通せるか、一生仕事をしていく上では必要なことだ。組合はそれを教えてくれた。今年の大会で副委員長を退任する予定。改めて、組合と支えてくれた組合員に感謝します。「ありがとうございました」。(兼)

【建築ニュース1144号(2019年6月1日付)】

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