アスベスト闘争

建設アスベスト訴訟/京都地裁へ2陣追加提訴

2020年4月3日

 全国でたたかわれている建設アスベスト訴訟は、3月24日に全国一斉提訴行動にとりくみ、京都地裁では関西建設アスベスト京都2陣訴訟の追加提訴を行いました。札幌・さいたま・東京・横浜・京都・福岡(京都・福岡は2陣追加。それ以外は3陣)の6地裁に被害者単位であわせて169人(原告195人)が新たに提訴して、京都地裁へは被害者単位で10人(原告14人)が追加提訴しました。

今回の提訴は、新型コロナウイルス感染症の流行に懸念が広がる中でのとりくみとなったために規模を縮小して行い、「提訴集会」等は開催せず、提訴行動と記者会見のみのとりくみとなりました。
京都地裁に訴状提出した新たな原告は、5人の被害者本人と9人の遺族(被害者5人)で、被害者の職種では左官4人、大工・鉄工・軽天・電工・解体・塗装各1人のアスベスト由来で肺がんと中皮腫に罹患した建設労働者(故人を含む)です。
記者会見には、1陣原告から義經若枝さんと2陣原告から北村せつ子さん(共に遺族原告)、村山弁護団長と福山弁護団事務局長、吉岡京建労執行委員長の5人が出席しました。
記者会見で吉岡執行委員長は「9年前、『原告の皆さんは私たち建築職人の代表者である』として、勝利する最後まで支えようと立ち上がりました。1陣原告の寺前団長と副団長の方々が、地裁判決を前にして相次いで亡くなりました。私たちは亡くなっていかれた方々の思いも含めて、完全勝利するまで全国の仲間が一丸となってたたかう」と決意を語りました。
 1陣原告の義經さんは「目に見えない、匂いもないものが人間を理由もなく傷つけ、生きられなくさせてしまうアスベスト。もう二度とこの思いを誰にもさせないと裁判に挑みました」と訴えました。2陣原告の北村さんは「なぜ夫は死ななければならなかったのか、理解ができません。これからもでてくる被害者のためにも、私たちが勝利することが大きな務めだと思ってがんばります」と話しました。
一斉提訴に際して、建設アスベスト訴訟全国連絡会と首都圏建設アスベスト訴訟統一本部は提訴にあたって、「今なお進行している被害を、もう一度社会に訴えるとともに、国と建材企業に対して真摯な謝罪と賠償を求める」などとする声明を発表しています。
なお、提訴の翌日である3月25日には「全国一斉電話相談会」がとりくまれ、京都府・滋賀県・三重県を担当した京都法律事務所には5件、全国で合計25件の相談が寄せられました。

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