京建労がついてるで!
京建労がついてるで!

アスベスト闘争

建設アスベスト訴訟たたかい山場/京都高裁判決前に画期的動向

2018年4月10日

京都2陣期日で国・企業に解決求め

関西建設アスベスト京都2陣訴訟が3月20日に第6回期日をむかえ、2陣で3人目となる原告の本人尋問に岡嶋さんが立ちました(下記に一部を紹介)。
意見陳述を行った村山弁護士は「国は、早期に解決をすべき立場にあることはもはや争う余地はない」と語り、同じく意見陳述した谷弁護士は「悪質な建材メーカーが責任を負うことは当然のこと」と主張しました。

大阪1陣結審で裁判長が和解勧告

関西建設アスベスト1陣大阪訴訟は、3月22日に結審をむかえて、京都から原告の北村さん・寺前さん・中尾さん・長野さん・義経さんをはじめとする10人が参加しました。
結審を前にして、今月も署名を提出して、京都訴訟分4万1070筆(累計22万4697筆)、大阪訴訟分4万2540筆(累計22万9183筆)となりました。
裁判において、江口裁判長が判決日を9月20日に指定した上で「和解勧告を行う」と宣言。結審後、原告側弁護士、被告の国、企業側弁護士を別室に呼び、被告側の部屋では江口裁判長がメーカーに対し強い口調で「本気で全体的な解決を考えましょう」と語ったとされ、国に対しては「いつまでも国民とたたかうのはよくない」とそれぞれよびかけたと伝えられています。
今回の大阪1陣結審にあたっての和解勧告に対しては、京都訴訟の結審にあたってなされた「和解の意向確認」に対して即時拒否した国でさえ、神妙に聞き「もち帰ります」とのべたそうです。

東京「一人親方」への責任認める

また、3月14日に東京高裁にて東京1陣訴訟の判決がなされました。企業に対する責任は惜しくも認められませんでしたが、国に対しては原告8連続となる勝訴、しかもこれまでで初めて一人親方に対する国の責任を認める画期的な判決となりました。
引き続き、みなさんからの集まった署名を、7月末をめどに提出をしていきます。京都訴訟1陣の大阪高裁での判決までの運動が、大きな山場となります。

「ええ材料ができたなぁ」と喜んでいたのに

京都地裁で訴えた岡島さんの原告尋問より

岡嶋さん(大工・76・山科)
平成3年頃に「波型スレートはアスベストに気をつけなあかん」と教えてもらいました。平成5年くらいに「耐火ボードやいろんなものにもアスベストが入っている」と聞きましたが、アスベストがそこまで悪いものだとは思いませんでした。
うちに応援に来てくれていた大工さんは75歳くらいまで働いていたので、自分もそれくらいまで働けると思っていました。今も、いつでも道具は手入れをしていますが、一日一日が情けなく辛い。もう少し早く(国・製造メーカーは)、悪いものだと教えてほしかった。ええ材料ができたなぁ、綺麗な仕上がりやなぁと思って、働いていたのに辛い。国も企業も責任を認めてほしい。ほんとは、こんなことをやいやいと言いたくないです。

【建築ニュース1120号(2018年4月15日付)】

 

一覧に戻る

特集

  • 京建労住宅デー
  • 若者に魅力ある建設産業に