アスベスト闘争

地裁尋問に仲間立つ 国とは和解へ 企業は責任認めろ/建設アスベスト訴訟

2022年7月15日

 7月1日、京都地裁で関西建設アスベスト京都2陣訴訟の第27回期日が開かれて、アスベスト由来の健康被害を受けて亡くなった元配管工田林さんの二男で、水道配管の仕事を一緒に行ってきた知さん(47)が尋問に立ちました。
 京建労からは本部労働対策部・南部・市内・乙訓地域の仲間32人が傍聴しました。
 閉廷後には場所を「弁護士会館」に移して、原告12人・他団体の仲間3人と弁護団とともに報告集会を開き、屋外作業の被害者も含めた完全な裁判勝利と、被告企業にその責任を認め補償基金に参加を求め続ける意思統一を行いました。

京都地裁101号大法廷で尋問に立った知さんは、父である良男さんの現場での作業状況を中心に話し、配管の切断作業等の建設現場でアスベストにばく露するようすを証言しました。
和解に向けた協議をすすめるにあたって現場実態を確認するような国に対して被告企業代理人は、田林さんに「現場監督からマスクをしろとは言われなかったのか」「煙草は何時まで吸っておられたのか」などと、相変わらず責任逃れととれる質問を投げかけるばかりでした。
報告集会では、故・田林良男さんの妻で遺族原告の由美子さんも「これからもよろしくお願いいたします」と参加者によびかけました。尋問に立った知さんは、「これから長いたたかいになっていくのではとの話もありますが、良い判決が出るように、皆で頑張っていきましょう」と話しました。
あいさつした奥田副委員長は、「北海道1陣・2陣、神奈川2陣最高裁で残念な判決が出て、解体工に対する責任が認められなかった。署名、国会議員要請も含め、これからも世論喚起にがんばっていきます。ご協力を願います」とのべました。
弁護団事務局長の福山和人弁護士は、「国との関係では2陣被害者30人のうち、28人について和解が成立した。今日の田林さんと長谷さんの2人についても10月6日に和解期日が設定されました。企業との関係でも原告側からの主な主張は全て出し尽くした。裁判の長期化を許さずやっていきたい」と話し、引き続きの支援を訴えました。

【建築ニュース1208号(2022年8月1日付)】

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