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アスベスト闘争

再びの勝訴判決へ/原告が決意語る

2018年1月3日

 京都訴訟では1陣と2陣合わせて46人の原告が裁判をたたかっています。「この苦しみは未来に残してはいけない」と裁判に立ち上がった被害者の声を紹介します。

死んだ友に勝利誓う/国の責任で一人親方救済を

2陣原告の長谷さん(70・伏見)は2013年にアスベストが起因の肺がんを発症、左肺の上葉を摘出する手術を受けました。
19歳から電気工事の仕事をしてきた長谷さんは、アスベスト吹きつけ後の配線作業などで暴露、り患しました。「脚立の上り下りができなくなった電工に、仕事はこない」と手術後は47年間活躍してきた電気工事の現場から勇退しました。
長谷さんが原告としてたたかう理由のひとつとして、弟のように可愛がっていた同業者の死があります。「若くして私と同じアスベストによる肺疾患で亡くなった友人がいました。見る見るうちにやせ衰え、死を前に悲しみにくれる彼の顔が今でも忘れられません。私のたたかいは私一人のためではなく、彼や仲間たちのためにたたかおうと決めました」と長谷さんは涙をぬぐいました。
最後に「電工は一人親方が多い業種です。同じ仕事をしていたのに、国の責任範囲から一人親方が外されるのは許せない。全ての被害者が救済されるまで私はたたかう」と決意を話しました。

 

建設の未来のために/支援の輪が原告を強くする

2月9日に大阪高裁で結審を迎える1陣訴訟。1陣原告団の共同代表を務める長野さん(75・船井)は「2018年は勝負の一年」と決意をにじませます。
「京都地裁判決のときは大雨の中で多くの仲間が駆けつけてくれ、本当に心強かった。高裁でも2陣でも多くの仲間の支援に、原告も団結を強めています」と長野さんは支援する仲間への感謝を語ります。
続けて「寺前団長をはじめ青山・岩木両副団長など、亡くなった仲間が勝利への礎を築いてくれました。私も仲間がいたからがんばってこれました」と裁判闘争を振り返ります。
長野さんは「私たちが建てた建造物でこれだけの被害が生まれているんです。壊すときにも被害は拡大します。若い仲間のためにも私たちは勝たなければならない。そのために私も署名活動をがんばり、救済への世論を高めていきたいと思っています」と再びの勝訴判決へ決意を話しました。

【建築ニュース1115号(2018年1月1日・15日付)】

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